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ターナー の映画を観る [映画]

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先月末、家人と渋谷の文化村ル・シネマで映画「ターナー 光と愛をもとめて」を観た。
家人は絵に興味があるわけではない。年寄りが一人で暑いさなか出かけ、熱中症で搬送されるのを心配してくれたのだろう。

映画は殆ど観ない。この前はいつ行っただろうか、と考えたら「千と千尋の神隠し」(2001.7公開)以来のようだ。さすれば13、4年ぶりか。その前は「もののけ姫」(!)。アニメ以外は、「アラビアのロレンス」まで行きそう。
もとより映画は見巧者ではない。映像、俳優の演技や音楽など見るべきことは多いのだろうから、もったいないくらいの150分だ。
何より制作者、監督が観客に伝えようとしていることを受け止める力が要るが、それが乏しいようだ。なぜに、題名が「ミスター ターナー」なのかもわからないていたらく。
ターナーは実はこんな人物だったのだ。ターナーの芸術はこの中から生まれた。そう言われても、ふむそうか、そういうこともあるだろう、という感じ。

やはりターナーは、素晴らしい風景画家として崇めていたいという思いが強い。

映画では、幾つかの逸話が語られているが、ロイヤルアカデミーでのジョン・コンスタブル(John Constable1776-1837)、ベンジャミン・ロバート・ハイドン(Benjamin Haydon)などとの確執や交流が、大変丁寧に描かれ印象に残った。コンスタブルは、ターナーの一歳下でライバル、二人はしばしば並び称される。ターナーは自然を解釈して描いたが、コンスタブルはありのままの自然を描き、いずれも後の印象派に影響を与えたとさせる。

ジョン・コンスタブルの水彩画
http://toshiro5.blog.so-net.ne.jp/2013-09-24

ヘイドンは、英国の歴史画家でナポレオンを好んで描いたと、ターナー展の絵のキャプションで読んだ記憶がある。

ジョン・ラスキン(John Ruskin1819-1900)は、当時高名な文芸、美術評論家でターナーを評価し、ターナーの描いた裸婦画を「イメージを壊す」という理由で全て焼却処分してしまったという。
この気持ちは自分と良く合う。しかし、ホイッスラーと彼の絵をめぐって訴訟沙汰まで起こした若い時のラスキンはあんなヘラヘラしていたとは。

ターナーと父との関係は、初めて知ったが、その無学の父が19世紀自然科学の女王、メアリー・サマヴィルのプリズム実験を理解して面白がったというエピソードは何やら楽しい。

それにしても、さすが総合芸術の映画は多くの人の労力と時間、つまり費用がかかるものだと、最後の制作者らを紹介する字幕を見ていて感じ入る。良い映画かどうかは、観て見ないと分からないのは映画の宿命といえ、作る人にとっては辛いだろうなと的外れな感想で映画館を出た。

この頃は家での食事とコーヒーで満足なので、外食がすっかりへったが、せっかくだからとドゥ マゴでランチ。
登場人物では、娼婦が一番綺麗だった、この前見た何とかとミシン職人よりは良かったとは家人の感想だった。

帰りはショッピングでもと、初めてなのでヒカリエに寄ったものの、二人とも疲れて買い物する元気なし。入ったとたん、孫にとTシャツを一枚買っただけで早々に帰宅した。



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