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「ターナー 風景の詩」を観る [絵]

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西新宿スカートビルの42階にある損保ジャパン日本興亜美術館へ「ターナー 風景の詩」を観に行った。
この美術館は東郷青児記念として知られる。家からはアクセスが良いが、たいていは何かのついでに寄ることが多い。
今回も都庁へ免許更新のために行き帰りに寄ったのだが、この主目的の方がひどいチョンボで用が済まずひどい目にあった。もとより迂闊な方だが今回はひどい。
免許更新は誕生日の1ヶ月前後の間しか出来ないのに、1ヶ月前より10日前に行ってしまったのである。免許更新センターの受付の方は白髪の年寄りめいた人だったが、「旦那さん、10日早いですネ。」気の毒そうににこっとした。バカバカと言う。もちろん受け付けの方にではない。
1ヶ月前後の間(2ヶ月間)というのは承知していながら、全く念頭にのぼらず、ノホホンと出かけた。逆走とか、免許返納といった言葉が一瞬頭をかすめる。前ならいつでもいいのでは、と無意識のうちに行動した感じでもある。事故はこんな思い込み、不注意で起こす。
新宿駅から都庁へ行く歩く歩道が無くなっていた。また都庁のバカでかさは老人の衰えた足にきつい。八つ当たりだ。

展覧会は油彩、水彩画のほかにエッチングなどが多いが、70点あまり。相当な枚数である。1時過ぎまで1時間ほどターナーに酔う。終わるとへろへろになった。
1番良かったのは「ルツェルン湖越しに見えるピラトゥス山」1842年頃 (Watercolour and Scratching-out on paper )21.6×17.9cm。ターナーはルツェルン湖風景を好んで描いた。かつてこの湖に行ったことがあるけれど、周囲の山は目に入らなかったらしく覚えがない。

ほかに、美術館HP情報であるが、展覧された両陛下も見入っておられたという「セント・オールバンズ・ヘッド沖」(1822 水彩)もなるほど素晴らしい。

アランによるターナーの絵と「コールトン・ヒルから見たエディンバラ」
(1819年頃 水彩、鉛筆、グワッシュ、スクレイピングアウト)をあしらったフォトスポットが訪れた人のために用意されていた。インスタ映えの風潮に呼応したのか。気恥ずかしいので自撮りは遠慮した。

相変わらずターナーの水彩は良い。地誌的風景、海景、山岳などに分類して展示されている。みな150年も前のものだという気がしない。スクラッチングアウト(引っ掻く)、やスクレイピングアウト(掻き出す)を具体的にはどうしたのか知る由も無いが、紙の白さを出して光や靄などを表現しているのにあらためて感心する。しかもターナーにはこんな工夫はほんの一部のことに過ぎないのだから、その技巧追求心に驚愕するしかない。

この美術館はゴッホのひまわりなどが常設展示されているが、東郷青児(1897-1978)の作品ももちろんある。資生堂風の油彩はそう好きではないが、今回は鉛筆淡彩によるスケッチ、デッサンが何点か展示されていて目をひいた。画伯70歳代のものが特に良い。
ターナーを観た後のせいか、意外に新鮮な感じがしてへえと思った。

次回の「巨匠たちのクレパス画展」(7月14日〜)も観たいが、もう都庁での脱力感はご免こうむりたいものだ。
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